ロング打ち合わせpart3 -- 貝になってた彼が口を開いたと思ったら --


打ち合わせが長かった為に、こちらの掲載もpart3になってしまいました。

<お料理> 
シェフと副シェフとソムリエ、3人が登場。なんだかその白いコック帽に圧倒。急に緊張してきました。
挨拶のあと、シェフの第一声が「さっ、どうしましょう?」 
すべて1から決めるって本当なんだ〜。オリジナルって言っていたけど、多少は「こんなのありますが、どう?」みたいな提案がシェフからあるかと思いきや、逆に「なにかあります?」って。
でも、こんな時私には持参ノートが。ここにはもちろん料理の希望もいっぱい書いてあるのです。
緊張のあまり、まるで表彰状を読み上げるように、ノートを持って棒読みで話し始めたのでした。

普段から食べることが好きな私は、ぜったいここは譲れない希望がいっぱいあったのです。
また当日は披露宴というより、パーティー、パーティーというよりは食事会というイメージを頂いていたので、食事はかなりの気合の入れようでした。

私が希望した食事のテーマは"母との旅の思い出" 
この数年、母と海外旅行に行くのが恒例となっていて、二人とも食いしん坊なので、各地で美味しい食事をいっぱいしてきて、本当に楽しい楽しい思い出がいっぱい。なので、旅先で出会った食材・メニューを使用・再現してもらえたらいいな〜って。
まず、ぜったいお願いしたかったのが、フランスで食べた仔牛とフォアグラ。あの2段重ねは最強!ほっぺたが落ちるというより、目玉が飛び出たって感じ。あの食事がもう一度いただけたら。
あとはイタリアで食べたリゾット。アラスカのサーモン・魚介類・客船で出た大きいナス。国内旅行もよくしているので、代表して北海道のいくら。北海道は彼の親戚もいるので、どっかに一品かならず使いたい。

この食材にどんな思い出があるのか、どんなシチュエーションで食べたのか、私がどういう思いでそれを希望しているのか自分の気持ち伝えながら、一気に話したのでした。

シェフがどんな様子かと、ふと我にかえって顔をうかがうと、難しい顔。やっぱりプロ相手に素人が失礼だったかな?一瞬、間があいて、「そのフォアグラのソースの色は?レストランの名前は?」なんて今度はシェフから質問攻め。そして色々な提案が。「どうせなら、全部その場所から取り寄せよう。」って。フォアグラや、色から見てトリュフソース、これはフランスから。リゾットはもちろんイタリア米。パールメジャンチーズをたっぷりと。それに北海道のホタテをのせて和と洋のあわせ技。前菜にはアラスカのサーモン・いくらを、魚にはイタリアのバルサミコソースであっさりと。
シェフも喋りだすと止まらなくなっていました。
途中で、シェフは聞くのを忘れていたのか、希望の料理金額を聞いてきました。

緊張したわりには、話し始めたらあっという間に決まった感じ。私の場合、秋終わりで食材も豊富だったのが良かったみたい。「絶対料理重視」って方なら、食材が旬の時を狙って日取りを決めるのも、かなりのこだわりで面白いかも。

最後デザートがなかなか決まらなくて、私から案が出なかった時、はじめてシェフから今頃のお薦めを何種類か提案してくださり、その中から好きなものをチョイスしました。
なので、もし具体的に希望が決まっていなくても、その時はシェフがアドバイスしてくれるので、全然問題ないです。でも、できれば何か自分が食べたいもの・難しく考えず、単純に好きなものは言ってみてください。それの方が、ず〜と楽しいです。

最後にシェフが、彼に向かって「何か希望はありませんか?」と。そう、ここまで全部私が喋っていたのです。
そこで、彼
「西京焼きが食べたい」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
副シェフが間を感じて、「私も嫌いじゃないです」と。
シェフも我を取り戻し、大まじめに、考え始めたのですが、ここは、私の「今度私が彼にご馳走しますから」でその場は終えたのでした。

シェフが退室、ソムリエだけが残り、今度はワインの相談。
「今日のシェフは気合はいっていましたね〜」の言葉でにこやかに始まりました。
最初に一人当たりの設定料金を聞かれて、ここはパークでの平均な金額を伝えました。当日、この設定金額を超えたら、後日請求されるとのこと。
次に、希望のワインの銘柄をきかれたのですが、私、アルコールが苦手。彼もあまり知識がないので、「試写会で頂いたワインが美味しかったと母が言っていたので、あの時のワインはできますか?」と希望。すると、ソムリエ、苦笑い・・・「あれは非常に良いものですから・・・・・」どうやら最初に設定した金額では、そのワインを出すのは割にあわないみたい。「そこを出来れば」と押して、ソムリエも「やってみましょう」っと。
知識ないって、場合によっては強いです。きっと知識ある方は、最初からそのワインを選ばないでしょうから。言ってみるもんです。

私たちにはまだソムリエとの大事なお話が。乾杯時のシャンパンです。実は私たちはシャンパンではなく青く光るカクテルを考えていたのです。それは試食会で出会ったカクテル。グラスにいれる氷の中に、1つだけ氷の形に似せた青く光るキューブを忍ばせておくのです。そこに、カクテルを注げば、それはそれは素敵な光るカクテルの出来上がり!


"新宿の夜景"のテーマにはまさしくぴったり。装飾に青色を入れたかった私は(パークのとんがり屋根のライトアップが少し青みをおびているように見えるので)花では青色が濃すぎるので、このカクテルで表そうと思ったのです。
だけど、試食会の時は、その美しさは感激だったけど、パーク側の準備不足だったのか、ゲストにサーブする際の手際がよくなく、そこだけは十分気をつけて欲しいと苦言を呈したのでした。

裏話として・・・パークがこの演出を考えたのは、カルティエのパーティーの時。カルティエの主催者側から「今回は燃えるようなカクテルを作って欲しい」と依頼があって、試行錯誤の結果、このキューブの赤バージョンを使って赤く光るカクテルを演出。結果大絶賛だったとか。
これを聞いた小市民の私は、カルティエのパーティー!!それと同じもの〜!!!とそれだけで興奮したのでした・・・・

もう1つ裏話。担当してくださったソムリエ。若い方だったのですが、この方、ソムリエの登竜門という若手ソムリエコンクールでその年優勝された方だったのです。普通のお兄ちゃんだったのに。もう、この方にお任せしちゃって間違いないでしょう。

当日の乾杯は演出の1つとなりました。司会の方の「乾杯の準備です」の声を合図に、照明を落とし、給仕さんが列になって青く光るカクテルを持ちながら、会場に入場。それは本当に幻想的で、ゲストの方も一瞬静まり返ったあと、ざわめきが・・・
私も思い描いていた以上の美しさに、感動。すごい!!ゲストの方は気付いたか分かりませんが、みんながその光るグラスを各々に口に持っていくその動きが、まるで波のようで。これまた美しい。そのグラスは最後までテーブルに置いて下さったので、光の演出の1つとなって、私の想像をはるかに越えたものとなりました。


お食事も大大大満足!!!花嫁の私ですが、完食!! 後から聞くと、ゲストが食べ始める前にはすでに私の口が動いていたとか・・・・だってあの香りと素敵な盛り付けをみたら、じっとしていられなかったんだもん。 "母との旅の思い出"なんてテーマをつけたけど、サブタイトルは"私の好きなものだらけ"。それに、私にとってはまるでグルメ番組のように、思い出の再現です。感動しないわけがありません。 
ゲストの年配者から幼稚園生の子まで、グルメの方も、そうでない方も、みんな一様にまず一言めに「美味しかった」って言ってくれました。私の好きなものだらけとなってはしまいましたが、前もって、ゲストの方の苦手なもの、アレルギーなどを聞いて、その方の分は、シェフにその食材を抜いてもらったり、別の食事を用意してもらったりしたのが、良かったみたいです。

あのメニューをもう一度いただきたい・・・・