ロング打ち合わせpart2 -- 彼は一体どこにいたのかしら? --
午後にはいって、待ちに待った装飾打ち合わせ。フラワーコーディネートさんによっては装飾の出来が違うとの前情報を入手していたため、まず最初が肝心と、なぜか敵を向かい出るような気持ちで、フラワーコーディネーターさんを待ったのでした。
と、そこに来たのが、背の高い、いかにもアーティストな雰囲気の方。いやいや、まだ分からない、話してみないと。と勇みこんでいた私ですが、挨拶してくださったその声はとっても優しく、落ち着いていて、一気に心が和んだのでした。
打ち合わせの日がくるまで、ずっとテーマや装飾について担当の方に相談していたので、担当者さんも一緒に同席してくださり、打ち合わせの開始。
"新宿の夜景"というテーマはフラワーコーディネーターさんに伝えてくれていたので、みんなそれぞれに、イメージはできていたようだったけど、まずは私の思いから。
まず絶対決めていたこと。テーブルはオーバルテーブル、左右に丸卓。そして前方に2人のメインテーブル。ヴェネシアンルームでオーバルテーブルする場合は、二人の席はオーバルの誕生席になるのが一般的なようだけど、私たちは、あえて二人のメインテーブルを設定。これは彼の意見。私は人前が苦手なので、誕生席でもよかったのですが、彼が特別な日だから、あまりに周りに馴染んでしまうのはどうかと。これまでほとんど私の意見を聞いてきてくれたので、たまの彼の意見は聞いてあげたい。でも、実はこのメインテーブルを増やすだけで、10万ぐらいの出費。イタタタタッ・・・どっからか捻出しなければ・・多め多めで見積もってきたから、どうにかなるかな?足りなければ、私が出せばいいや。なんて、なんだかこの頃は、お金の感覚がだんだん麻痺してきていました。
他に決めていたこと、カラークロス・チェアカバーは黒。(その後、オーバルテーブルの椅子は挿し色として白に変更)前にも話したスタンド型メニュー。スタンドの後ろに赤いバラを1輪。そのままだと、表からは花の存在はわからないのだけど、回りにキャンドルを置くことで、その光で、バラの陰影と、ちょっとの赤みがメニューに映るしかけ。
あとは、思いつく限りのイメージを伝えました。やっぱり夜景だから光。だけど光といっても、いろんな色の差・温度差を作り出したい。キャンドルだけでなく、白いお花などキャンドル以外のアイテムでも光を表現したい。新宿ならではの高層ビルの夜景を、高さある装飾で表現。ビルの無機質な感じも。たくさんの窓のクリアな、でもクールなイメージを水で表現ってどう?低層階の雑然とした感じも出したい。赤や青の色味もちょっと挿し色として使いたい。月の光を表現したい。
こんな抽象的なことだけど、一生懸命聞いてくれて、結果的にはほぼ叶えてくれました。
でも、ここまでイメージがなくても、これは伝えておいた方が良いと思うものは、"絶対したくない装飾"どんなに素敵な装飾でも、1つでも自分の気に入らないものがあると、ちょっと残念な気がしてしまいませんか?だから私は、嫌いなこともたくさん言いました。例えば、緑のツタ系は嫌い。二人のメインテーブルには、よくある中央の大きな花やツタでの装飾は絶対嫌!シルバー系の花器は使わない、などなど。とにかく、思いはすべて言うべきです。
全部言いきってから、今度はフラワーコーディネーターさんがイメージしてきたもの、担当者の方の案などそれぞれが意見を出し合いました。
すぐに決定したものはオーバルテーブルの装飾。1メートルくらいの高さのシリンダーに水を張って、2・3本の花を挿し、そのシリンダーには外には見えないようライトを仕込んでおいて、下からライトアップ。花びらや茎・そして水の反射などによって屈折した光が作られ幻想的な雰囲気を作り出せるとのこと。さすが!! それいただき! 水を使ったクリア感・クール感・光・そして高さ・・・完璧です。使う花は話し合って、一番光の屈折感が良いとコーディネーターさんが薦めてくれたカラーに決定。
またシリンダーとシリンダーの間に小さな花器を使ったお花を生けることで高低さも表現。もちろん、キャンドルはふんだんに。ただシリンダーの置く本数が私と意見があわず、一旦保留。私は多めが良かったのです。もう一度テーブル自体の長さも踏まえて考えてきてくれるとのこと。
次に決まったのが、2人のメインテーブル。これは担当者さんが自信を持って提案!直径が15cmくらいのそれぞれが20cmから50cmくらいの高さの巨大ろうそくを4・5本づつ、テーブルの両脇に置くというもの。なんて素敵なの〜。本当イメージぴったりです。この圧倒的な光は、月の光をイメージした感じ。まさしく高いビルの上の月光!! インパクトも満点です。
最後まで悩んだのが、丸テーブル。オーバルテーブルは最初からイメージがついていたけれど、丸テーブルについてはなかなか良い案が見つからない。以前参加した食事会の装飾で背の高い花器が気に入ったのだけど、(ここには掲載していないのですが、実は食事会は2回行って、その2度目の装飾)オーバルテーブルのシリンダーといまいちあわない気もするし・・・・フラワーコーディネーターさんも丸卓はあまり高さが無い方が良いと。う〜ん。でも低すぎるのは嫌なんだよな〜。今まで実際に使用されてきた花器など見ても、ピンとこない。でも、やっぱりあの食事会の花器が気になるので、コーディネーターさんに相談して、食事会の時よりは背の低い、でも低すぎない30cmもしくは50cmで同じ形の花器を使用することにしました。その花器は、2層になっていて、上の段にはお花をいけて、下の段には、水をはって花びらやキャンドルを浮かべることが出来ます。
それ自体はとっても素敵なんだけど、"新宿の夜景"に合うかな〜?一応決めたけど、まだ悩み中といった感じ。
とりあえず、今日話し合った結果をデッサン画にしてもらい、使用する花の写真を送ってもらうことで、もう少しイメージがつきやすくしてくれることに。
はぁ。思いを全部伝えられて、楽しかった〜。 後日届いたデッサン画をもとに、再度打ち合わせ。シリンダーの本数は私の案が採用。シリンダーの間に置く小さな花器は、丸テーブルに使う花器のミニチュアのものを使用してくれることに。これで悩みの丸テーブルとの統一感が出る狙い。丸テーブルの花器はその後、使用する高さでさんざん悩み、結局シリンダーのインパクトを大事にするために、30cmに決定。その代わり、最初のデッサンではまるくぽっちゃりまとまっていた花の生け方を、動きが出るようにしてもらうことで最終決定。
フラワーコーディネーターさんもとても素敵な方で、何度か打ち合わせをしていくうちに、彼女のセンスの良さに脱帽。話をすると、つい最近までフランスのパークハイアットで働いていたとのこと。さすがパリ仕込みのこのセンス。
コーディネーターさんと相性が合う合わないは、かなり重要です。担当者さんも、それはとっても気にしてくれて、もし駄目だと思ったら遠慮せずに言ってくださいって。
当日の主役は私たちです。お金だって払っているんだもん。希望が叶うか叶わないかは別として、言葉使いに気をつけて、言うべきことは、はっきり遠慮せずに伝えてください。私の場合は、いっぱい色んなことを恥ずかしがらずに言ったことで、逆に団結力がついたと思います。
装飾ばかりはリハーサルができないので、当日が楽しみで楽しみで。
本番の装飾は本当に私の望みすべてが叶えられていて、大感動。入場した時は鳥肌が立つぐらい。メインテーブルに立って会場を見渡したときは、うれしくて多分ずっと笑顔だったと思います。
あれだけの装飾を考えたことが、(もちろんいろんな方のアドバイスに感謝ですが)、今の私の自信につながっています。
装飾の写真は今後の掲載で紹介します!
次は料理
つづく・・
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